人気ブログランキング | 話題のタグを見る
たるたる日和
larsff11.exblog.jp

FF11 タルタルLiutoの活動記録などなど。リンクフリーです。

by lars.ff11
リンク集
お気に入りブログ
カテゴリ
以前の記事
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
[ゲーム]ユグドラ・ユニオン(GBA)
僕のPS2がディスクを読み込まなくなって久しい今日この頃。最初はレンズクリーナーなどを起動すれば立ち直ったりしたのですが、最近では言うことを聞いてくれません。

マシン自体は動くので、完全にFF11専用機に。うむむ・・PS3の買い時なのかな~?PS2とも互換性があるらしいしね。



さて、このユグドラ・ユニオンですが、大手ソフトメーカーの作品ではなく、シュミレーションRPGとしてはかなりユニークな部類に入る作品のため、メジャー感はあまりありません。ファミ通シール(?)はついていましたが、半信半疑で購入・・。

しかし!プレイしてみると、それを補って余る濃いゲーム性と丁寧な作りこみが、プレイヤーを引き込みます。カワイイ系の絵柄の割にはハードなゲームなので万人向けとは言えませんが、僕はとても楽しめました。



ストーリーはまさに王道です。王族の主人公が地方に落ちのび、そこから戦力を整えて王都を奪還、その後戦いの元凶となる禍に気づき・・という「ファイヤーエムブレム紋章の謎」を思い出すようなお話の筋です。正直、薄~いエンディングと最終ステージの辺りは蛇足に感じましたけどね。まあ、ご愛嬌ということで。

それはさておき、このゲーム一番の魅力は、ユニオンを組んでの集団vs集団の戦闘です。1ターンに攻撃を指示できるユニットは、1ユニットだけなのですが、このユニットの周囲に他のユニットを配置することで、他のユニットも巻き込んで攻撃することができます。この巻き込み方がマズイと苦戦し、うまく陣形が組めると快勝します。

武器の3すくみ(剣>斧>槍>剣)and(弓>杖(魔法)>剣斧槍>弓)が大きく戦闘結果に結びついてくるので、有利な順番になるようにユニオンを組む必要があります。まあ、そこまでは当然ですけど、相手もユニオンを組みなおして有利な陣形を整えて反撃してくるので、それに対するケアも考えて・・と、非常にパズル性が強いです。



また、タクティクスカードと呼ばれる、カードを使って移動・攻撃・特殊技を駆使していくところが、このゲームのユニークなところです。カードにはそれぞれ、移動力・攻撃力・特殊技が設定されており、ターンのはじめに一枚のカードを選択することで戦闘を進めていきます。

強力だけど移動力が少ないカードとか、特定の時刻や地形でのみ効果を発揮するカードなど様々です。そのカードは使い込むほどに攻撃力が上昇し、成長していきます。ここに、自分なりのカード編成に基づく戦術を構築する楽しみがでてくるわけです。

この辺は、徐々にルールが解禁(追加)されていく作りになっていることや、丁寧な(長ったらしく感じることもある)チュートリアルが入るので、混乱なくゲームを進めていくことができます。とにかく、このカードを使い武器の相性を考えながらユニオンを微調整していくのが、このゲームの面白いところです。

カードの特殊技は、戦闘中にゲージをためることで発動することができます。この特殊技を使うタイミングで戦局がひっくりかえることもしばしば。想定された戦闘を眺めているだけではなく、戦闘に介入できるところがユニークですね。慣れてくると、勝負どころが自然とわかってくるから不思議です。



ユニークな作りであるだけに、ちょっと残念な点もあり、全体的に荒削りな印象を受けます。

まず、全体的にチマチマしているところ。カードの移動力は大体8前後に設定されているので、4つのユニットを2マスずつ動かせば、それで移動力は尽きてしまいます。マップはせまくグラフィックもチープなため、局地戦になるとチマチマ感がぬぐえません。あと、一度移動を確定してしまうと、やり直しできないというのも厳しいですね。

あと、戦闘結果が予測しづらいのも困りものです。相手のユニットを負かすと、どの程度士気を削ることができるのか、予測表のようなものが表示されるとわかりやすかったと思います。特に士気はステージクリアで自動回復しないので、反撃覚悟で相手のアイテムを盗みに行った場合、どれくらい士気を削られるのかわかると良かったんですけど。

予想外の大打撃を受けてリセットボタンを押す羽目に陥ることも・・。そう、これはリセットボタンとお友達のゲームなのです!そこを乗り切ることができれば、雨後の筍のごとく乱発されているS-RPGの中でも優秀な部類に入るゲームだと思います。気が向いたら試してみてはいかがでしょう^^


オマケ:お気に入りカード&戦術

一位 サンクチュアリ
攻防ともに文句なしの最強カード。バランスを破壊しているとさえ言えます。テクニックの数値が高いユニットならば、何度も復活させることで、いつかは勝てます。昼間限定ですので、夜間に敵陣に忍び寄り、朝になったら速攻をかける戦術が効果的です。攻撃力を5000程度まで育てれば、一撃で敵の大軍を蹴散らすことが可能となります!

二位 シールドバリア
サンクチュアリもそうですが、攻撃系よりも守備系のカードの方が効果的に戦うことができます。というのは、敵との力関係に関係なく発動することができるから。このシールドバリアは、敵の攻撃魔法をはじく効果もあるので、使いどころによっては絶大な力を発揮します。使いやすいカードです。

三位 グラビティカオス
斧系の最強カード。味方ユニット最強のミラノ(斧タイプ)は最前線で戦うことが多いので、大いに敵を蹴散らすことができます。ダメージに加えて、スロウダウンの効果を敵に付加できるので、成功すれば最終ボスも大幅に弱体化します。

四位 チャリオット
敵のユニット数を自分のユニットと同じ数にする能力を活用して、味方ユニットNo2のデュラン(槍タイプ)を単騎で敵陣に突っ込ませるときに使います。デュランは一騎討ちに強いので、そう簡単に負けません。ひとりでガンガン敵を削ることができます。ただ、デュランは幸運が低いので、クリティカルを受けてやられることが多いのでご注意。

五位 スティール
敵の大将からは確実にアイテムを奪っておきましょう。士気(HPにあたる)が自動回復しないので、士気回復に使えますし、自分で装備して戦力アップに使っても良い。マップのあちこちにアイテムが落ちているのですが、自力で見つけるのは不可能に近いので、こういう確実に狙えるアイテムを回収していくのは重要です。

by lars.ff11 | 2007-08-20 00:40 | 音楽&ゲーム