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たるたる日和
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とりとめもなく
暖冬だと言われつつ、やっぱり2月は寒い日が多いですね。みなさまいかがお過ごしでしょうか。僕といえば、帰宅後のささやかな余暇時間に、のんびり本を読む時間が増えました。

最近は、小説から古典に分野が移ってきています。大学時代に古本屋で買って以来、もう何度読んだかわからないくらい愛読している渋沢栄一著「論語講義」(講談社学術文庫)を黙々と読んでいます。

論語って難しいイメージがあるかもしれないけれど、賢者の言葉はシンプルでわかり易く、読むたびに感じ方が変わったり発見があったりと、飽きることがありません。



「仁」ってなんなのかな。たぶん、色んな見方があると思うんだけど。

「人」と「二」で成り立つこの文字は、近しい人と人の感情を表すらしい。平たく言えば、家族や友人などに対してまごころを尽くすということ。人間の情の基本ですよね。それをもっと外の人たちに広げていける大きな器といいますか心が「仁」なのかなぁ・・なんて最近考えるようになりました。

Aさんには優しいのに、Bさんにはイジワルだ。上司にはニコニコしているのに、部下にはしかめっ面をしている。機嫌が良いときには親切だが、機嫌が悪いと知らん振りする・・なんてね。誰でも持っているやさしい心。でも、立場や気分なんかで変わってしまうことは良くあります。

そういうダブルスタンダードを排して、いつでもだれにでもまごころをつくせたら、それが「仁」なんじゃないか。難しい理論ではないけれど、なんて遠い理想なんだろう、とため息が出てしまいます。

僕はどれくらいできているのか。心もとないです。少しずつ少しずつ、広げていければいいんだけど。

とりとめもない記事でした。
by lars.ff11 | 2007-03-01 23:40 | 雑談&戯言