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たるたる日和
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FF11 タルタルLiutoの活動記録などなど。リンクフリーです。

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[ゲーム]英雄伝説 空の軌跡FC(PSP)
名前が「空の軌跡」という割には、地に足のついたRPG。

あらすじを簡単に説明してしまえば、なーんだ、で終わりそうなほどシンプルな物語です。が!小さなお話がいくつも連なっていき、大きな流れを作っていく様は、さすが自称超大作ストーリーRPG(!)だなあ、とうならせるものがあります。

登場人物が良く絞り込まれている上に実に魅力的で、敵味方関係なく好感が持てます。ほとんど悪人というものが存在しない世界といってもいいかな。主人公のエステルは太陽をイメージして作られたようなキャラクターで、いつも明るく前向きで、そして力強い。

それをサポートするヨシュアは、謎の多い過去に苦しみながらも、エステルに引っ張られるように、共に遊撃士としての道を歩んでいきます。このコンビのかけあいが心地よく、物語に彩を与えています。他の仲間もネタバレになるのであまり書かないけれど、すべての登場人物が素敵です。

この物語は、最近のRPGにありがちな「壮大なスケール」が売り物ではなくて、一つ一つの街をゆっくりまわりながら、そこを拠点として話が展開していきます。大きな街は、ロレント、ボース、ルーアン、ツァイス、グランセルと5つしか出てきませんが、この物語に最後まで付き合った人なら、全部の街の名前と特徴を言えるようになっているのではないかな。

簡単なクエストをこなしているうちに、その街に愛着がわいてくるから不思議。大仕事を終えて、さあ次の街に行くぞ、となったときに、新しい街への期待感と共に、一抹の寂しささえ感じるほどです。世界が大切に大切に作られていて、中身がぎゅっと詰まっています。

RPGの主なプラットフォームがプレイステーションに移行してからというもの、どこかに違和感を感じていた、あるいはハマることがなくなった・・という方にはオススメの一本かもしれません。僕もその一人だったので、この作品はとても楽しめました。正直、超大作と銘打たれた有名RPG群よりも、はるかに面白いと思う(個人的な意見ですよ)。

この作品は2部作の前半部分なのですが、続編が待ち遠しいです・・。


(読み込み時間他システムについて)

フィールド・・ナナメ見下ろし方のオーソドックスタイプ。LRボタンで視点切り替えが可能だけど、視点切り替えなしでローディングを減らしたほうが良いのではないかと思う。

戦闘システム・・癖のないつくり。チマチマしていて爽快感はない・・かな。戦術性もあまりないです。単純なコマンド式ではないけど、まさに直球なつくり。

読み込み時間・・戦闘開始と終了で軽く暗転(0.5~1秒くらい)。それほど気にはならないレベルです。ただ、街の中で家屋に入る度に読み込みが入るのはちょっと探索意欲をそがれるかも。街に入るときにすごく長いロードがあってもいいから、家屋内への切り替えは読み込みなしにしてほしいなぁ。それ以外は良いんですけどね。

やりこみ要素・・遊撃士クエストや各地の料理レシピを集めたり、なかなか楽しめました。

プレイ時間・・45時間前後。余計なことしないでフツーに遊んでそれくらい。
by lars.ff11 | 2006-11-09 22:39 | 音楽&ゲーム