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たるたる日和
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[映画]デスノート前編
映画版デスノート観てきました。





最初はあまり観るつもりなかったんですけど、毎日新聞WEB版コラムでかなり褒めてたので、興味をそそられていってきました。結果は、観てよかったです。はっきり言って、ダヴィンチコードよりおもしろかったよ。

有名な原作を映画化する場合、その良さをスポイルしてしまうことが多々あります。表現形態が違うのだから当然かもしれないけど・・。でも、このデスノートは、一度漫画の各シーンをばらばらに分解して、それを再構築する手腕が見事で、はっきり言って各シーンの完成度では原作を上回っているとさえいえます。特に、ライトvsFBI捜査官のシーンとライトvsナオミのシーンは良くできていました。原作のシーンは週刊連載モノという縛りもありますけど、前後のシーンと比べると妙にリスキーなライトの行動に違和感がありましたから。それを映画版ではデスノートをうまく使うことにより解消しています。他の小さなシーンでも、ミサがストーカーに襲われる時期をキラが大々的に出現した後に設定することで、ミサのキラへの思い入れを補強する材料としていたり、そのあたり実に見事です。

映画オリジナルキャラの「詩織」は、なかなか良い味を出していました。時には物語をスムーズに進行させる役割を果たし、さらには映画版「ライト」の原作との微妙な相違を際立たせていたり。こういうキャラの使い方もあるんだなーと感心してしまいましたよ。映画版の夜神ライトは、原作版のクールで非人間的な雰囲気のあるライトとは少し違い、頭は切れるけれどどこかに人間味を残しています。原作ではライトの非凡な能力をクローズアップしていた部分を、デスノートに置き換えているための操作なのかもしれませんが・・はっきりいって原作とは少し雰囲気が違い、それが主演の藤原竜也とよくマッチしていて、映画版オリジナルの魅力を作ることに成功しています。それにしても、リュークのCGは良くできてたなぁ・・。あれが安っぽいと作品全体のクオリティに関わってくるので当然ですけど、とにかく気合が入ってた。声もイメージどおりというか。

原作の漫画を全部読んだ人でも十分楽しめる映画だと思います。次が後編だとしたら、ニアとメロまでは入っていないみたい。まあ、Lが死んだ後はなんだか物語の展開も微妙だったし当然かな。
by lars.ff11 | 2006-07-05 17:02 | 音楽&ゲーム