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たるたる日和
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組織の幻想(メキシコvsポルトガル)
メキシコ 1 – 2 ポルトガル
6/21 D組 ゲルセンキルセン
D組 ポルトガル1位 メキシコ2位決定







22時半から試合だったので、昨日は早めにヴァナからログアウトして試合見てました。メキシコあ好きなチームだし、ポルトガルのサッカーは華やかで、ちょっと楽しみにしていた試合でした。

ボルヘッティというエースがいないだけで、メキシコの攻撃はこんなに迫力がなくなってしまうのか・・。テレビを見ていてエースストライカー不在の穴をまざまざと見せつけられたメキシコの予選リーグの戦いでした。とにかく攻めてはいるのだけど、点がなかなか入らない。FWブラヴォがPKをはずしたシーンは象徴的でしたね。彼はこれまでの試合でもチャンスをはずしまくっていましたからね~。それでも使われ続けているところを見ると実績のある選手なのでしょう。まあ、ボルヘッティもそんなに点取屋という選手じゃないですけど。

一方のポルトガルは実に効果的な攻撃を繰り出していました。あの緩急というか、効率の良い攻撃はさすが欧州の強豪ですね。2点目のPKが決まった後、最終ライン付近でボールをまわす比率を高めて試合を落ち着かせようとしたり、試合の流れに応じたチームとしての意思統一が見事でした。選手としてはやっぱフィーゴが目立ってましたね。あのスピードはそんなにないのだけどスルスルと前線でボールを運ぶことができるドリブルは、いまでも健在です。あの足からほとんど離れないボールタッチがあるからこそのドリブルですね、ほんと見事です!本職の右サイドだけではなく、ポジションチェンジを繰り返しながら左サイドや中央にも顔を出していて存在感抜群。Jリーグにこないかな・・。

それにしても、両チームともに選手の成熟度が高いので、実に緩急のある良い試合でした。メキシコのクロスが入るところに必ずと言っていいほど4人の選手が飛び込んだり、気迫の追い上げも迫力あったなあ。日本代表もああいう試合運びができる日が来るのかな。もはや海外リーグに諸手を挙げて送り出す時代ではないと思うんですよ。海外(特に欧州)のリーグは完全な買い手市場。とりあえずとっておくか~くらいで獲得して腐らせて帰ってくるようなパターンはこれからも続くでしょう。そんなところに大切なスター候補を送り出すのはちょっと損失ですよね。観客としても。

これからはJリーグがどんどん熟成されて、選手全体のレベルアップをはかる段階なのかな・・なんて試合見ながら考えていました。メキシコってほんと日本代表がお手本にするようなチームだと思うんですよ。メキシコチームのかなりの部分は国内組だってことも含めて。日本のレベルアップというとすぐに組織組織戦術組織という話になりがちだけど、実際に走るのは選手なので、そのあたりレベルアップしないといくら組織で縛っても、全然応用のきかないチームになっちゃうよ。クロアチアのクラニチャル監督のインタビューに「日本はファイティングマシーンだ」という言葉があったけど、賞賛しているようで応用がきかないというニュアンスを含ませたのではないかな・・なんて感じました。
by lars.ff11 | 2006-06-22 01:02