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たるたる日和
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[映画]パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
ついに海賊の時代は、終わりを告げようとしていた。世界制覇をもくろむ東インド貿易会社のベケット卿は、デイヴィ・ジョーンズの心臓を手に入れ、彼と最強のフライング・ダッチマン号を操り、海賊達を次々と葬っていく。いまや海賊達が生き残る道はただ一つ。9人の“伝説の海賊”を召集し、世界中の海賊達を蜂起させ一大決戦を挑むのみだった。だが、鍵を握る9人目の人物こそ、ジャック・スパロウ、その人だった……。

舞台はカリブ海からアジア、そして前人未到の“世界の果て(ワールド・エンド)”へ。滅亡の危機に追い込まれた海賊達は、世界各地の海を治める“伝説の海賊”たちの名のもとに集結し、海賊史上類のない、最初にして最後の決戦のために立ち上がる。自由を愛するジャック・スパロウ、海賊の魂を持つ令嬢エリザベス・スワン、海賊の血をひく情熱家ウィル・ターナー、あの愛すべきヒーローたちが壮大なる3部作のクライマックスに向けて、ついに最後の冒険へと旅立つ。(作品資料より)

まさに、パイレーツの世界を締めくくる完結編。
(この後、少しネタバレあります)





3時間近い上映時間ながら、パイレーツの世界を壮大に描くことと、前作のデットマンズ・チェストで張りに張った伏線を回収するのとで、3時間は短かったかも、と思うシーンがあったくらい、ぎゅうぎゅうづめの映画でした。

エンターテインメントなのだから、もっとシンプルに楽しみたい!という人には、ひょっとしたら合わないかもしれませんね。それくらい登場人物の思惑が複雑に絡み合った展開が続きます。逆に言えば、登場人物が何を求めて行動しているのかをつかんでおけば、それほど複雑でもないんですよね。物語を楽しむというより、登場人物それぞれの成り行きを見守るというか・・少し変わった映画だとは思います。



海は果てしなく広く、神秘的な部分を未だに残していますよね。現代科学の発達で地球の隅々まで調べつくされたかに見える現代においても、やはり陸地に住む僕らにとって、大海原は未知の世界です。

パイレーツの世界は、その神秘性と未知の世界を大胆に描くことで成り立っています。簡単に人が生き返っちゃったり、世界の果てが本当にあったり・・などなど。宇宙を航行しているかのような場面や、天動説を思わせる巨大な滝、海賊達が築き上げた海上の要塞などもあり、荒唐無稽なんですけど、ついつい付き合ってしまうパワーがあります。

それを描ききるには3時間は少し短かったと思いますね。3部作という枠に無理やり当てはめなくてもいいのに。まあ、映画の外のオトナの事情というのもからんでいるのだとは思いますが。



登場人物の描き方は、前作でジャック・スパロウに傾いていたところを、バランス良くウィルとエリザベスの活躍を増やし、バルボッサなどの良き脇役達の躍動もあり、良かったと思います。「ジャック・スパロウの痛快な活躍」という感じはせず、ウィルとエリザベスを軸に、ジャックをからませるというような描き方といった方がいいかな?

前作の最後で衝撃的なシーンを目撃してしまい、心にどこか闇のできたウィルとエリザベスの立ち回り、そして・・。船上の結婚式のシーンは良かったです。これが最初から描きたかったんだろ!と思わせるようなシーン。バルボッサのエセ神父ぶりもユニーク。

デイヴィ・ジョーンズとカプリソのお話は、少し消化不良なところもありましたが、デイヴィ・ジョーンズが大渦の中に消えたあと、大渦が消滅したことで一応の結末は見たのかなと。デイヴィ・ジョーンズがタコ(イカ?)船長になるまでを外伝という形で描いて欲しいな~うん。

チョイ役(?)で出てきたキース・リチャーズは格好良すぎです。なぜかギターもってるしw おいしい役回りですねぇ。



ラストシーンは意見が分かれるんじゃないですか。ウィル・ターナー船長の凱旋というところですが、あれって10年後なんですよね。エリザベスはカプリソじゃないわけで、ハッピーエンドとは言いがたいような・・複雑な気持ちです。

ま、何回も観にいけるような宝箱の様に色んなものが詰まった映画でした。まさに大作の名に恥じないデキだったと思います。今ごろは空いてきていると思うので、この機会に観にいってはいかがでしょうか^^
by lars.ff11 | 2007-07-16 00:23 | 音楽&ゲーム