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たるたる日和
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[中国旅行記11]五日目「紫禁城」
午後はもうひとつのメインである紫禁城へ。紫禁城は明清両王朝の皇宮でした。故宮博物館としても有名で、内部の宮室がそのまま展示室になっているみたいです。

バスで紫禁城正門の午門まで進みます。午門は中央にどでかい門があり、左右に通用門のような門がついています。中央の門は皇帝専用で、門に続く石畳の道も、他の道よりも一段高くなっていて権力の強さが見ただけで理解できるつくりです。

午門を通り抜けると、正面に大和門が見えます。この大和門から先は高級官僚以上のものでしか入場を許可されなかったといいます。地面には分厚いレンガが敷き詰められていて、外敵がトンネルを掘って進入してくるのに対して警戒までされています。この宮殿を造ったのは明の永楽帝ですが、実力で帝位についた人であるだけに、警戒も厳重だったのかもしれませんね。

大和門を通ると、広大な広場に抜け、その先には広壮な宮殿があたりを威圧するかのようにそびえています。あれが有名な大和殿か。大作映画「ラストエンペラー」でも有名ですよね。大和殿の内部は金箔が至るところに貼られ、黄金色に輝いています。正面の高い台座の上には、金箔を溶かした漆で塗られた、龍の彫刻が美しい玉座がどーんと置かれていて、その両脇には、やはり龍の彫刻が施された柱が立っています。

大和殿自体はそれほど大きくなくて、皇帝と従者のみが内部で政務を行うようです。臣下は殿の外で指名を待っていたらしい。雨降ったら傘差してたのかな・・なんて馬鹿なことを考えてたら、目の前で白人の大柄なおばあさんが足を滑らせて階段から転げ落ちました。すぐに係員が飛んできたから大事には至らないとは思うけど、大丈夫かな。話の内容からして「ニーナ」さんという名前らしい。スラブ系の名前ですね。ロシアの人なのかな。そういえば中国とロシアは隣国ですし、旅行客も多いのだろうか。

大和殿を見終わった後は、自由時間。故宮博物館となっている部分を見学して回ります。ここで少し見学方法で同行者と喧嘩してしまって、僕は内部の部屋をひとつひとつ回りたかったんだけど、紫禁城は広いのでカプセルカーのようなもので一周してみたいというんですよね。そんなサファリパークのような薄い見方はイヤダだとごねたら、険悪な雰囲気になっちゃいました。

なんか「城」って名のつくところでは良く喧嘩します。首里城とか広島城とか。結局、部屋を一つ一つまわったんですけどね。清の時代にイギリス王室から送られたカラクリ時計とか、珍しいものがいっぱいありました。じっくりみたいけど、それには時間が圧倒的に不足してます~。海外旅行はお金を撒き散らしながら行動しているようなところがあるので、どうしてもスケジュールがきつくなってしまうのは仕方ないんだけど・・次来ることがあったら、じっくりまわりたいな。


・・・・・・・


夕食は北京の名物である北京ダックを中心とした料理でした。長かった旅行も今夜が最後。食事は今までとくらべものにならない。たくさん食べたかったので、西安でも相席した老夫婦とまた相席することに。この人たちなら、「どんどん食べてね」と笑顔で行ってくれると思ったから。善意に甘えつつ、食い意地張ってます。

北京ダックはいかにも肉屋!という風貌の調理人がやってきて、その場でスライスしてくれました。その横で女性店員が丁寧にダックを巻いてくれるので、ぱくぱく食べれます。これでもかってくらい食べました。

目の前は舞台になっていて、雑技団が様々な技を披露してくれました。雑技のほうは生で見ていても不思議なほど、磨きに磨きぬかれた人間離れした技の数々。中国のマジックって、踊りながら(?)行うんですかね。宙返りしたと思ったら、片手に水の入った金魚蜂かかえていたり。ブラウン管を通してみていたら、インチキだと決め付けたかもしれない。ちっぽけな常識を覆してくれました。

テレビでたまに中国雑技団の特集やっていますけど、目の前で見るとやっぱすごいですね。サーカスみたいにマットもひかないで演技するもんだから、見ているこっちがはらはらしてしまいました。人間の限りない可能性に挑戦するのがテーマみたいです。

気づいたら2時間が過ぎていました。なんだか夢のようでした。


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6日目はどこも見学せずに一路空港へ。もう、この頃になると虚脱したように周囲を観察することもなかったので、あまり記憶に残っていません。無事に成田空港に着いたときは、たった6日間のことなのに懐かしく感じました。

旅行記はここで終了です。最後まで読んでくれてありがとうございます^^
by lars.ff11 | 2006-05-20 13:39 | 中国旅行記