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[中国旅行記10]五日目万里の長城
2006年 05月 20日
西安を発ち、再び北京へ。4日目は西安城内を見学しただけで移動日という感じになってしまったけど、沿岸の都市ではなく、内陸部の歴史ある街に行くことができて嬉しかったから、まあいいや。
北京に着くと空は暗闇に支配されていました。飛行機が着陸すると、後部座席を占領していたラテン系の乗客が一様に歓声を上げる。別に特別ドラマティックな着陸をしたわけじゃないんだけどね。何でも楽しみに変えようとする、その姿勢はうらやましいです。 夕食は本場の淮楊料理でした。日本で中華料理というと、麻婆豆腐とか一部の例外を除いてほとんどこの淮楊料理ですよね。したしみやすいのは良いことです。料理のレベルはすごく高いというほどでもなくて、良質の食堂レベルといったところかな~。 ・・・・・・・ 翌日の朝、食べのもの話ばかりで恐縮ですけど、朝食はクラウンプラザホテルのビュッフェ式ブレックファーストでした。西安のビュッフェ式は東西おりまぜたものでしたが、北京で食べる朝食は完全にアメリカンスタイル。これはホテルの特色なのかもしれませんね。さくっと朝食をとって、今日は万里の長城見物です。 万里の長城はかなり北の方に位置しているイメージがありますが、八達峰と呼ばれる方面の長城はなんと北京市内にあるので、バスにのって1時間ほどの場所にありました。北京という街自体は北方防衛の拠点として栄えてきた歴史があるので驚くに値しないことかもしれませんけど、これだけ近いというのは吃驚。といってもまわりはなにもないので、万里の長城を見に行ったら、次の行動が制限されてしまうんですけどね。 バスの窓から見える長城は圧倒的で、地形に合わせてうねうねと壁が連なり、視界の彼方までのびています。西安の城壁ほどの高さはないのですが、平地ではなく山地の高いところを選んで建てられているので遠くからでも良く見えます。山全体がひとつの要塞になっているようにも感じました。 みていて思ったのですが、万里の長城自体は、それほど外敵を妨げる意味を持たないんじゃないかな。中華と非中華を分ける境界線であり、当時の王朝の支配力がきっちりと及んでいることを示すシンボルのように見えました。 ・・・・・・・ 長城の城壁の上は、山地に建てられていることもあり、アップダウンが激しい。平らな部分は皆無と言ってよいのではないでしょうか、どこかしらが常に階段状になっています。これは、城壁上で敵の大軍を迎え撃ったら死ぬな。確実に・・。 自由時間は長城の天辺付近まで行ってみようとどこまで行けるか試してみたのですが、予想以上にきつい。空気が薄いのか息切れするし、帰りのことも考えるとそうは遠くに行けないし。それでも、徒歩で行ける行き止まりのロープウエイ乗り場まで行ったのはせめてもの意地かな。ロープウエイがあるなら、乗ってみたかった^^; ヘリコプターコースもあるらしいけど、墜落事故も起きているしなんだか怖い。ロープウエイなら乗りたかったんだけどなー時間が・・残念です。 (紫禁城へつづく)
by lars.ff11
| 2006-05-20 12:54
| 中国旅行記
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