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たるたる日和
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[中国旅行記5]二日目「乾陵、永泰公主墓」
乾陵はとてつもなく大きい・・とんでもない規模です。たかが(!)墓にここまでやるとは、スケールが違いますね。

乾陵へ続く石畳の道に立ってみると、眼前には、自然の山にしか見えない人口の山である乾陵が大地にどっしりと腰をすえているのが見えます。道の両側には人間の背丈の倍くらいの石像が林立していて、ひとつひとつ種類を違えてあって芸が細かい。兵士がいれば、天馬もいたり。

振り向くと乳頭山と呼ばれる、一対の祠を頂上に据えた一対の山がそびえています。女性が仰向けに横になった姿に似ていることから、そのネーミングになったみたいです。ここに葬られた、夫婦の皇帝(高宗と則天武后)のうち、どちらが重んじられているのかなんとなくわかるというものです。ただただ歩き回っただけだったけど、広かった。早くもくたくたです。

○乾陵
唐王朝3代皇帝高宗とその皇后則天武后の合葬墓。現存する陵墓のなかで、もっとも保存状態が良く、中国皇帝の墓として世界的に有名。高宗は唐の最大領域時の皇帝。則天武后は中国史上唯一の女帝として有名。

永泰公主墓は乾陵とは違って、野外ではなくお墓の中を見学しました。この墓では、盗掘者の骨や、盗掘したときに使われた抜け穴などが見れて面白いです。盗掘者たちは穴を掘り、墓の内部に侵入し、金銀財宝の分け前を巡って同士討ちをしたといいます。その挙句に、骨まで展示されているのだからいい面の皮・・。

西安の墓はほとんどが盗掘にあっていて、三国志で有名な曹操は盗掘によって墓が荒らされるのを嫌い財宝を埋めなかったから、未だに墓の正確な場所がわからない・・といいます。墓と盗掘はセットなんですよね。

墓の入口から先はゆるやかな下り坂になっていて、薄暗い地下に向かってまっすぐ伸びています。空気は地中だからか、ひんやりと冷たく湿気を若干含んでいる感じでした。少し進むと、左右に合計6つの横穴が開いており、中国語で「盗掘者の道」とかかれたプレートがかかっていました。

さらに進むと、ドーム状の空間に抜けます。4面の壁には建物と女官の絵が、ドーム状の天井部分には星空が描かれています(女官の絵は教科書に載るほど有名)。この様子からみると、中国の伝統的な建築様式である四合院を模した空間なのかな?

さらに奥に進むと、二重構造の棺が安置されており、棺の外郭は遠くからみるとただの黒塗りですけど、近づいてよーく観ると、蓮や鳳凰などの絵が精緻にきざまれています。すごい技術だ・・。

○永泰公主墓
永泰公主は前出の高宗と則天武后の娘。若干17歳で眠りに着いたという。

茂陵、咸陽市博物館は前の2つがインパクトありすぎてかすんで見えました。面白かったけどね。申し訳ないけど地味でした。


(お土産屋に続く)
by lars.ff11 | 2006-05-20 00:24 | 中国旅行記